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日本と世界のオリーブ

北アフリカ (モロッコ・アルジェリア・チュニジア)のオリーブ

広大な地に育つオリーブ

“花のマグレブ”と呼ばれるモロッコ、アルジェリア、チュニジアの景勝地・地中海沿岸地方は、オリーブの里です。数千年の歴史を見つめてきた瀟洒な港町は、貿易、漁労、観光で常に賑わっています。

オリーブの栽培は、紀元前2世紀頃に、いっせいにこの地方に普及し、特にフェニキア人の国カルタゴ(現チュニジア)は灌漑農業技術に秀で、オリーブの植木に貢献、大農園を築きました。現在もチュニジアはアフリカ随一の生産量を誇るオリーブの国で、広大な地に育つオリーブの光景は雄大そのものです。

スパイスとオリーブオイルの伝統の味

品種は南イタリアと同種で、なめらかで品質のよいオイルです。チュニジアに次いでモロッコ、アルジェリアも世界有数の生産国ですが、特にモロッコは、オイルよりもオリーブの実の大輸出国として知られています。

この地域は、地中海のスパイス料理のメッカともいえる所。これらのスパイスとオリーブオイルで調理する伝統の味は、意外にもすっきりと清涼感のある仕上がりです。

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