オリーブオイルの主成分は一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸で、成分の約70~80%を占めます。
この「オレイン酸」には、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールは維持するという働きがあります。
~脂肪酸について~
脂肪酸は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分類され、不飽和脂肪酸はさらに一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸に分かれます。
飽和脂肪酸は常温では固体の「脂」で、一般に乳製品や動物性脂肪に多く含まれます。摂りすぎると血液中の悪玉コレステロールをと滞らせてしまうため、程度な摂取が望ましいとされています。
一方、不飽和脂肪酸は常温では液体の「脂」で、植物油や魚に多く含まれます。中でも一価不飽和脂肪酸は、多価不飽和脂肪酸に比べ、酸化しにくく安定性が高いことも特徴の一つです。
オリーブオイルは、オレイン酸、葉緑素、ポリフェノール、ビタミンEといった、様々な天然の抗酸化成分を含みます。
これら抗酸化成分は、活性酸素による体内の酸化反応を抑制してくれるのです。
~活性酸素(フリーラジカル)とは?~
私たちは呼吸により酸素を体内に取り入れます。取り入れた酸素は栄養素と結びつきエネルギーを生み出しますが、通常は酸素の量が多くなりがちです。この余分な酸素が活性酸素(フリーラジカル)です。
活性酸素は、体に入った細菌やウイルスを殺す重要な働きもしますが、余分に発生すると体が酸化、つまり体内にある細胞が酸化され、うまく機能しなくなってしまいます。
悪玉コレステロールは動脈硬化の原因とされますが、実は悪玉コレステロールが活性酸素により酸化されることにより、動脈硬化を引き起こすということがわかっています。
つまり動脈硬化を予防するには、悪玉コレステロールを減らすだけでなく、それ以上に「酸化させない」ということが重要でなのです。
オレイン酸は小腸で吸収されにくく、大腸に運ばれる際に腸のぜん動運動を活発にするという働きを持っています。また潤滑油となり便を出やすくしてくれます。
オリーブオイルは胃腸に負担をかけにくいオイルです。オイル=胃もたれのイメージを持つ方も多いかと思いますが、それらの多くは動物性脂肪によるもの。動物性脂肪は胃に滞在する時間が長く、胃酸を多量に分泌させてしまうことがありますが、オリーブオイルはこうした胃の変化をほとんど引き起こしません。
また、オリーブオイルは胆嚢と胆管の運動を刺激することにより消化酵素を分泌されやすくし、消化吸収を助けます。
例えばカルシウムの吸収を助けるビタミンDや、トマトに含まれる栄養素として有名なリコピンはオリーブオイルと一緒に採ることで吸収率を高め、栄養をより効果的に摂取することができます。
エキストラバージンオリーブオイルは脂肪酸の組成が人の皮脂や母乳と似ています。そのため、ヨーロッパでは昔から赤ちゃんの離乳食にもエキストラバージンオイルが推奨されてきました。
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